はじめに
(間に合っていればこの記事は卒業ライブの直後に更新されているはず…ですが、書いている時点では分かりません)
6年前の今日にデビューしましたホロライブ4期生の天音かなたが卒業されました。
今回は、そんな天音かなたと自分の個人的な思い出等々色んな事を思いつく限り語ります。
自分に出来る形で天音かなたに対してできることはないかと真剣に考えた結果、こうしてHPを想いを綴ることにした次第であります。卒業は悲しいことというのはVtuberの宿命かもしれませんが、自分はあえて「おめでとう」と祝福しよう。そんな内容のつもりです。なお、この記事は卒業ライブの内容については反映されておりません。
卒業ライブの感想までとなるとおそらく意気消沈して憔悴して最後までまとめるのは数日は困難であると判断したからです。
卒業ライブの感想についてはまた別記事でまとめる予定です。
この記事の画像をクリックすると、その時話題にしている配信のページに飛びます。気になった方は是非見に行ってほしい。
目次(項目クリックすると飛びます)
天音かなたとの出会い
天音かなたのここが好き!
天音かなたとの思い出~カップリング・配信・楽曲編~
誰かにとっての世界で一番のアイドル~終わりに~
天音かなたとの出会い
実は自分がホロライブにハマったのは2021年の12月27日ですが…
そうです、実はかなたんのデビュー2周年と同じ日だったんですよね(詳細はHPのプロフィール参照)。
ただし、この日に配信を見ていたのは赤井はあとで、この時点でかなたんの周年配信は存在すら知りませんでした。
では天音かなたという存在を自分が知ったのは一体いつかというと、その翌日の2021年12月28日でした。
前日の2周年記念ライブの後に「天使のagape」というオリジナル楽曲のMV動画が投稿されていたのですが、Youtubeのおすすめ一覧に載っていたのを見たことが自分とかなたんとのファーストコンタクトでした。
同時に、自分がリアルライブに通うほど今もドハマりしているホロライブのオリジナル楽曲において最初期に知った曲でもあったりします。
「天使のagape」の作詞作曲は渡辺翔さんという方なのですが、自分にとって渡辺翔さんといえばちょうど10年前(※当時から換算)に沼り散らかした伝説の傑作アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のOPテーマ「コネクト」を生み出した個人的最強のアーティスト。そのようなクリエイターさんがVtuberの音楽に携わっているのかという所から興味を持ちました。
そこから、「ホロライブには天音かなたという歌の上手な天使のVtuberがいるんだ」ということを知ります。
そして、先程赤井はあとの配信を見ていたという話をしましたが、この配信の内容はというと
…半年ほど前(※当時から換算)に卒業してしまった「桐生ココ」の2周年(※正確に言うと配信時間的には2周年の前日)を、赤井はあとが泣きながら歌って祝っているという内容でした。
赤井はあとが号泣しながらも、いなくなったことをここまで悲しませている桐生ココというVtuberは一体どういう子だったのだろうか?
そして、歌の上手い天使の天音かなたってどんな子なんだろうかという疑問。
古参のホロリスであれば察しがつくでしょうが、そこから自分が行きついた先がこちらの手描き切り抜き動画でした。
ココとかなたは同じユニットだったんだ!と繋がるわけですね。箱とかグループではなくユニットという表現なのは、自分がアイカツプリパラ脳だからです(!?)
ここから自分は「かなココ」という単語を知り、ホロハマりたて最初期はひたすらこの二人の過去の切り抜き動画を中心に視聴していきました。ホロのカップリングで一番最初にハマったのは「かなココ」でしたし、切り抜き動画でホロメンの動向を知るという文化を知ったのも「かなココ」からだったわけですね。
こうしてまとめていると、自分がホロライブというコンテンツに触れ始めてから現在に至るまで、かなたんという存在はいて当然の存在だったんだなと思えてきました。だからこそ、今回の卒業発表はやりきれない悲しみが大きい。
去年くらいから続いているホロメンの卒業ラッシュですが、あくたんもシオンも沙花叉もぐらもファウナもムメイも青君も…もっと言うならえーちゃんやのどかにだって、「彼女たちが選択したことなのだからしょうがないよね」と無理矢理割り切ることが出来ていました。卒業ライブやXのポストを見ても、数日後には彼女たちはきっと幸せになってるはずだよねと、心の中で無理やり完結していました。
ですが、かなたんだけはそうは全く思えていません。納得できないです。
その理由の一端は以前の卒業発表に関する意見をまとめた記事でもこれでもかと書かせて頂いたので気になる方はそちらも参照してもらうとして、同時に自分はかなたんが卒業発表したことで大きなことに気づいたんですよね。
ああ、天音かなたのことが、本当に大好きで愛おしくてたまらなかったんだな、って。
あまりにもそんな当たり前の事実に気づくことに遅れている自分に嫌になって毎日自己嫌悪に陥っています。
ホロライブメンバーは全員最推し!箱推し!を自称していた自分のはずが、実はかなたんが一番だったのではないかと、そんなことにこんなタイミングになって気づかされたんです。皮肉でしかないや。最初からその気持ちに気付いていれば、もっと出来ることがあったのかもしれないのに。自分がただただ愚かだったという気持ちが強いです。
天音かなたのここが好き!
歌に対する並々ならぬ情熱
幼い頃から歌とアイドルとインターネットが大好きだったという彼女は、世代直球であろうボーカロイドを中心に音楽の流行には特に敏感だったイメージでした。
同じ歌に力を入れているホロメン繋がりで比較するならば、自己という新しい音楽ジャンルを開拓していくのが星街すいせいに対して、天音かなたは時代の音楽の流行に自分自身を適応させているようなイメージでした。
実は自分、ニコニコ動画はβ時代からの民だったりしますが、ボーカロイドは全然全く通らなかった人間だったりします。ボカロ曲をしっかり知ったのって、ホロライブの歌枠や3Dライブを見るようになってからと言っても過言ではないのですが、その中でも特にボカロのジャンルを自分に大きく浸透させたのはかなたんとおかゆでした。
これに関しては先日の凸待ちにおいてもちょうどおかゆは言及していて、おかゆ曰く、かなたんはボカロの曲で知らない曲は全くないとのこと。それだけの解像度ならばミリしらだった自分にボカロを理解させるのには十分すぎる逸材だった。
2枚発売されたアルバムのクリエイター陣を見ても、ボカロPだった方をはじめ本当に多種多様な方面からオファーされていて彼女の音楽に対する情熱が反映されているからこそでしょう。
また、自分自身が作詞作曲をしたという楽曲も他のホロメンと比較して非常に多いです。音楽が好き、ということで歌うだけでなく作詞や作曲の技術も持ち合わせていたのはあまりにも逸材すぎる。自分がホロメン本人の作詞した曲が好きになったきっかけにもなっていますね。
この話題において欠かさずに挙げたい楽曲は「キセキ結び」です。
桐生ココの卒業に思い出を作りたいとかなたんの提案で生まれたこの楽曲、最初はクリエイターさんに依頼しようという話だったそうですがココが卒業を発表したのは卒業日から約1か月前で、あまりにも急すぎるので依頼が難しいという話でした。それをならば自分自身で作詞作曲すればいいや、という力業で解決。タイトル通り奇跡を引き起こして生まれた名曲でした。文字にするだけなら簡単に見えるかもしれませんが、この力業も尋常ではない苦労があったことは本人も語っていますね。
この他、かなたん作詞の楽曲は4曲、うち2曲は作曲も担当という実績を残しております。公式の楽曲に限らず、MIXの作業をしている配信なんかも何度かしていたこともあり、そのクリエイター気質な腕前は配信上でも見ることもできました。
このような音楽に対する圧倒的スキルとこだわりは、唯一無二の特徴と言っても過言ではない。この才能を、こんな形でインターネット上から消えてしまうというのは、人類の貴重な遺産の損失です。
Vtuberやアイドルという概念への深すぎるこだわり
彼女は天音かなたというキャラクターの世界観やアイドルやVtuberという存在に対する価値観を非常に大切にしていました。
分かりやすい所では、自分がアイドル好きだからと「ファンを数字では見ない。スーパーチャットの文章やファンレターは全部目を通している」「異性と絶対に絡まない(自分がオタク目線だったらそれが嫌だから)」といったことを公言していたことは有名です。後者に関してはマイクラの企画でYoutuberとの対抗戦になった時に男性Youtuberの名前も同時に載っていただけで軽く炎上したほど。実際には同じ大会に参加してはいたものの会話することは一切ないので受けたのが実情だったので小火程度で終わっております。
チャンネル登録者130万人耐久配信内の質問の中に、「10~20年後のVtuberってどうなっているのか」という質問に対して、「新しいことをする遊び場からプロのお金の稼ぎ場に発展してしまったら廃れるのではないか」という見解を話していました。同時にこの話の〆には、「20年後にホロライブがあるなら自分はここにいるはずだから、昔こんな話したよね~なんて話したい」とも語っていました。
そんな彼女が、この配信から約2年後にホロライブを去ってしまうことになりました。
これは、彼女なりのVtuberやアイドルとしての矜持があったからだと感じます。
今のホロライブがプロのお金稼ぎの場になってしまったのかどうかは異論があると思いますが、大企業となった以上そういう価値観を持たないと未来がないというのも事実ですし、ここ数年のホロライブの展開で見てもそれは明らかです。年々増え続けていく大量のグッズや企業コラボ、今年の7月から現状では来年の4月まで、ツキイチ感覚で全く途切れることなくリアルイベントが開催されていますが、自分がハマりたての4年前の頃には考えられないようなくらいの供給量です。アニメグッズショップに行けば専用コーナーがあればレアだったくらいのVtuberが、今となってはVtuberどころかホロライブ専門のコーナーが出来上がるくらいに山盛りのグッズが溢れてるようになっていて、時代の移り変わりを身をもって実感したほどです。
そんな止まらねぇぞの精神で日々進化しようとしていくホロライブの大きな余波を、ホロメンたちは望もうが望まないが受けてしまった。それに適応できている子もいれば、そこに限界を感じてしまったり、納得が出来なかった子達もいて。そういう子たちが次々と卒業を選択しているような印象を、この1年の卒業ラッシュで自分は感じます。
かなたんは以前80歳になってもVtuberを続けたい・しがみついてでもホロライブにいるんだとも語っていました。前述の20年後のホロライブにいるはずだという発言も踏まえて、これらは当初本気で考えていたことだと思います。
しかし、卒業を決意したここ1年前後はそう言った未来永劫活動を続けたいという旨の発言をしなくなりました。今年に入ってからかなたんは「(ホロライブには)居る限りは居るよ」と言うニュアンスに変わっていました。最初はなんとなくニュアンスが変わったなーくらいの気持ちでしかありませんでしたが、まさかそれがこんなことになってしまってショックでしかありません。この事実から分かることは、この2年間でかなたんのホロライブに対する価値観が大きく変遷したということです。
これだけ大好きだった・活動を続けたかったホロライブを卒業するという決断をしたということは、アイドルとしての天音かなたの矜持があったからこそではないでしょうか。それは、卒業発表の「自分にとってのアイドルの美学があり」という記述からも、ハッキリとしたこだわりがあることが読み取れました。
また、未練なく辞めようとなったのは、卒業発表の際に言及した「復帰や転生の予定はありません」という言葉にも集約されていると思います。その後の配信では「未来のことは誰にも分からない」と念頭には置きつつ、周りにどれだけ「やめるのをやめろ」「戻りたい時に戻ってきてね」という言葉を受けても、その後の可能性については一切言及していませんし返していません。
例え遠い未来に戻ってくるようなことが万が一にあったんだとしても、今無責任にそのような発言をすべきではないからだと考えているからと自分は推測します。下手にファンにも仲間たちにも期待は持たせない。企業Vtuberを卒業した時ある意味お約束のようになってしまっていた「転生」というデリケートな文化に対してもキッチリ答えを出している部分に、潔さやかなたらしさをこれでもかと感じて、それ自体にはすごく好感が持てました。なお、この話題に関して先日の凸待ちに来た小鳥遊キアラは、かなたんのことを「ももち(=嗣永桃子)みたいだ」と評していました。ハロプロ好きの彼女からすれば納得でしかない言葉ですし的確な例えだと思いました(詳しくはももちで検索すれば分かると思います)。
何となくこれからもホロライブにいれば安泰だ…という価値観ならば、こんな決断は絶対にしなかったでしょう。
Vtuberとしてアイドルとしての確固たる矜持があるからこそ、ここで綺麗に終わらせようとなったんだと思います。
ハッキリと分かりやすい形で成長が配信内容に反映されていた所
初期の頃の彼女と今の彼女は、別人レベルで配信上での言動や態度が違います。
8月に発売した2ndアルバム「Trigger」に「インキャララバイ」という楽曲が収録されていますが、この曲で歌われている「インキャ」なる存在は、かなたんの初期の頃の姿そのものだと解釈しています。今でこそキレッキレのツッコミや貧乳やゴリラいじりといった定番ネタがあるものの、初期の頃は無理矢理なキャラ付けをして滑ってリスナーを困惑させたり、先輩ホロメンとの会話でもしどろもどろになったりと、コミュニケーション面での未熟さが如実に出ていました。
初期の頃に参加した「AmongUs」の配信では、あまりの緊張や発言の滑りっぷりに、とうとう配信中に泣きだしてしまうという本人曰く「黒歴史」となった配信があり、数年間自主的にアーカイブを非公開にしていたほどでした。数年後に彼女自身が禊を終えたということでもう一度公開した所からは大きな成長を感じたエピソードの1つだったりします。
ゲーム自体も持っていたのはDSくらいでそこまで遊んでこなかったという過去がありながらも、ホロメン主催のゲーム大会では事前予習をしっかりしている真面目さもありました。最近では白銀ノエル主催の「スーパーボンバーマンR2」の大会にも参加していましたが、
1回や2回ではないかなりの回数のネット対戦をしないと手に入らない称号をつけて参戦していたことが明らかになっています。大会の結果は2回戦敗退と振るわない結果ではあったものの、その場のぶっつけ本番で遊んだとは思えないような立ち回りをしていて、影の努力を見せていたことが伺えます。他にも過去の事例だと、「Undertale」の超難関のGルートを4枠・30時間前後かけて攻略を遂げたり、ソロライブのペンライトのシンボルにもなったマスコットキャラのうぱおの元ネタになったマイクラの青ウーパールーパー入手なんかも、ゲーム上の出現確率は1200分の1という超稀少個体であることから、手に入れるためにその倍以上の個体を10時間かけて繁殖したという、数字の暴力による積み重ねの実例はいくつかあります。
トライアンドエラーを何百回と繰り返すことを前提としたアクションゲームの設計に定評のあるフロムソフトウェア作品も積極的に遊んでいたりした部分からも、積み重ねで成長していくタイプのゲームも全く苦にならず遊べるタイプであることも読み取れますね。
おそらく、歌にしても音楽制作にしても、そういったコツコツと積み重ねていった経験が反映された結果なのではないかと自分は思います。それでいてそれだけ苦労したことを配信でひけらかすようなこともしないのは、プロだなぁと。
他にも好きな所はいくらでも挙げられますが、ざっと3点挙げさせていただきました。
天音かなたの持つ魅力は、唯一無二で間違いありません。他のホロメンでも、Vtuberでも、それを引き出すことは不可能なんです。何でいなくなってしまうんだ…これからもその才能でもっともっと多くの人を楽しませたり感動させたりできるはずなのに。本当に残念でなりません。
天音かなたとの思い出~カップリング・配信・楽曲編~
ここでは、より具体的に自分が好きな、かなたの配信や音楽やカップリングを紹介します。
ホロメンのカップリング編
桐生ココ=かなココ
詳細は前述しておりますが、自分のホロライブメンバーのカップリングにおける原点にして頂点。
残念ながら自分は桐生ココの現役時代はホロライブもVtuberも一切知りませんでした。
彼女の約1年半の偉業を1秒もリアタイしてないんですが、その代わりホロに沼ってから1年目くらいは切り抜き動画を見たことで触れていたホロメン第1位で間違いなかったと思います。
かなたんとは数年同棲していたという経歴があり、この二人はもはや、友人というよりはもはや家族のような距離感です。現在数多のホロメンにおいても味わうことはできないだろう最強のコンビだと評しています。
自分はこの二人がいなければ今日までホロライブが大好きであることは絶対になかったです。
また、ここで詳細は省きますが、桐生ココがホロライブを卒業した理由の1つとして、彼女が炎上した責任をすべて請け負う形で、残ったホロメンたちの未来を守ったというヤクザのようなドラマがあったりしました。だからこそココは英雄のように今も語られているわけで。
そんな彼女が命を賭けて守ったホロライブが、今とてつもなく大きな壁にぶち当たっています。果たして乗り越えることが出来るのでしょうか。「ホロならきっと大丈夫さ」と以前までの自分なら言えたでしょうが、そう思える根拠の第一人者であったかなたんの卒業という事実から、大丈夫ではないなという気持ちも今は強くなっています。ホロライブはこれからどうなってしまうのか。懐古厨のごとく「かなココがいた時代が一番良かった」とはならないでくれることを1ファンとして願っております。
雪花ラミィ=ゴリレバ
ココ卒業後の存命ホロメンの中で一番好きだった組み合わせは、ゴリレバで間違いありません。
二人の仲良しさとは別で、実は自分の中で大きな共通点があると思ってます。それは「ファンとのプロレスが面白いこと」と「雑談配信が至高であること」の2点です。
雑談配信の面白いホロメンを挙げろと言われればゴリレバと即答するくらい、二人が駄弁っている姿って素晴らしいんですよ。なんて事のない会話にこそ面白さあるという雑談配信の基本が詰まっている、いわば雑談配信のスターターセットとも言える存在だと自分は思っております。
かなたんであれば平日の19時に、ラミィであれば22時くらいに何げなく配信している雑談配信が本当に楽しくて楽しくて。自分の前職の定時が17時半で帰宅が19時前後であることが多かったので、帰ってYoutubeを見たらかなたんが配信していて寝る前にラミィの配信を見るみたいな日も何度かありました。
そしていつしか、ラミィの方が深夜帯にラジオ番組風の配信を始めるようになりました。これも自分は結構好きだったりしましたが、最終的にその配信にかなたんを召喚することでゴリレバラジオへと変革。約1年に渡り2人でのラジオ配信が恒常化していて最高でした。雑談配信をしたら敵はいない。それくらい最強の組み合わせの2人でした。
プライベートでもココに次いで仲良しだったのではないでしょうか。
最後の凸待ちでも「もっと人のことを頼りなさい」とラミィが啖呵を切ったシーンでは、電車の中で涙が溢れたほど感動しました。卒業してもずっと彼女の味方になってあげてほしいです。
AZKi=かなあず & 沙花叉クロヱ=かなた建設
音楽方面ではやはりこの二人になってしまいますね。最初で最後となったかなたんのソロライブでは唯一のゲスト枠として参戦したのが、あずきちでした。それだけ音楽方面でかなたんが全面的に信頼を置いていたのがあずきちだったことがよく分かります。
遡るならば、あずきちがホロライブに移籍する前のイノナカ時代から彼女の才能をかなたんは高く評価していた節があり、実際に歌ってみたを何度もあげていました。
そして上記のゴリレバでは叶わなかったことである特筆事項として、この2人に沙花叉クロヱを加えた「かなた建設(=かなけん)」でオリジナル楽曲を出しているという点があります。こういったホロメンらが自主的に生み出したユニットにおいてオリジナル楽曲制作まで行くほどの熱量で活動している存在はかなり稀少で、他の事例でも「不知火建設(=しらけん)」や「miComet」くらいではないかと思います。
かなたんにまだ未来があったのならば、かなあずのオリジナル楽曲もあったのかもしれないと考えてしまうのは非常に無念な気持ちではあります。
宝鐘マリン=かなマリ
上3人より配信上での絡みは少ない(ように見える)ものの、大きな信頼と絆で結ばれているんだろうなという陰の激アツコンビ枠としてはこの2人を挙げたい。
表面上のコラボ配信は多くはなかったものの、お互いの雑談にお互いの話題が出てくるみたいなことがよくあり、「ダチ」って言葉が一番似合うコンビだったと思います。
自分がこの2人をはじめて意識した配信は、マリンの家でマリノエの2人が一緒にお風呂に入るという今のホロライブだと間違いなくアウト判定が出るような配信です。
遡ると最初にかなたんがノエルとマリンを相手に格付けチェック配信をした所、マリンが「そっくりさん」でノエルが「写す価値なし」となり、完全敗北。罰ゲームとしてノエルとマリンが一緒にお風呂に入る配信をするという流れに。かなたんはその配信で何をしていたのかというと、二人がお風呂に入っている姿を脱衣所で実況です。スケベなクソガキかよw
今でもアーカイブが残っているのが不思議に思えてきます。配信日も2021年7月配信なので自分がホロにハマりだして初期の頃における伝説の配信ですね。
他にも、マリンの自主制作RPGの「セカワー」のホロメン声優オーディションにかなたんが参加して好評を受けたり、去年開催したマリンのソロライブでもDAY1ではゲストとしてやかまし娘とは別枠で参戦などなども思い出します。
ライブつながりで言うならば、上で画像を貼った5thFesのSTAGE1も挙げざるを得ない。チラ見せパートでも見ることが出来るんですが、この2人でそれぞれの代表曲のメドレーを披露することで開幕からぶち上げてくれました。このライブは現地参加しましたが、自分がAHOYや特者生存ワンダラダーを生で聴いたのはこの時が初めてだったので、すごく嬉しかった思い出。
配信編
ASMR
へい民ではない人ほど「え?」と思われるかもしれませんが、実は自分がかなたんの配信でハマったのは何を隠そうASMRが一番最初だったりします。
そもそも自分がASMR配信というものをはじめて見たのは、かなたんでした。
6年近い彼女の配信の中で一般公開で現状見られるものはたった3回だけという少なさですが、その3回の内容は今聴いても色あせないほど自分はお気に入りの配信です。
自分は初期の頃からかなたんにはASMRの新作の供給を熱望していました。結果的には叶わなかったのですがそれでも過去3回分の配信一生聴いていられるくらいにはお気に入りです。普段の彼女からは絶対聴けないような甘々ボイスで脳みそを殺害していきます。
かなた×マリン×おしおしおによるかなた巨乳化事件
かなたんのキャラクターデザイナーであるおしおしおさんは、初期の頃のかなたんの配信に何度か出たことがあるほど仲良しでした。
そして自身がイラストを描くこともあってか、マリンはキャラデザ担当の人との繋がりも深いです。そこから発展したのがこちらの配信。
おしおさんはかなたの巨乳化を絶対に許すことはないと言う確固たる信念があるのに対し、どうしても巨乳になりたいかなたんは、あれやこれやと好き勝手な言い分や周りを巻き込んで巨乳になるために様々な所業をしました。最終的それは訴訟案件(※いうまでもないがネタ)に発展するほどの大事件に。
端から見るとおしおさんが過剰なまでに巨乳化にブチギレすぎやろと思えるものの、それを分かって「あえて」かなたんが好き勝手に行動をしていることと、それを配信のネタとしてエンタメにしているという部分がミソです。全員が全員計算したエンタメとして昇格させている部分が面白くあり、Twitterでのやり取りも配信上での流れもその全てに一生分くらい笑い転げさせてくれた伝説の配信として自分の中で印象深いです。
龍が如く7外伝キャバクラ攻略
「龍が如く」と言えば、桐生ココが最も愛したテレビゲームです。
ココが在籍していた時代には7を二人で一緒に遊んだり、後にソロで極を遊んでいたりしました。
その後、卒業に際して最後に遊んでほしいゲームとして、へい民からの熱いリクエストで7外伝のキャバクラのミニゲームだけ遊ぶことになりました。
女の子なので当然ですがキャバクラというものに縁のなかったかなたんはどんなものなのかと気になったというのがチョイスした理由らしい。過去に「神様のような君へ」というエロゲの体験版の実況をしたこともありましたが、女の子を攻略するゲーム自体は好物らしい。
そんな中彼女がキャバクラで攻略したのがケイという女の子でした。
ケイはKsonという個人勢のVtuberなのですが、7外伝では実写となって登場。自分のとても好きな個人Vの一人だったりします。この7外伝発売のプロモーションで開催されたキャバ嬢オーディションでグランプリを獲得した実績のあるすごい人。
かなたんとケイ、初対面のはずなのに異様なまでにケイに対する解像度の高さで彼女を攻略している様には、2時間前後の配信でありながら同接を10万人迫る勢いの大盛況。女の子を攻略するのが得意と言いながらも、毎度本編の回復アイテム用としてストックしていた「トンカツ弁当」を貢いでいくシュールな絵面で自分も一生爆笑していました。女の子を攻略するのが上手いのかどうかはさておくとしても、配信としても非常においしい絵面と展開の数々でさすがのかなたんでした。最後のゲーム実況としてはこれ以上ない盛り上がりを見せてくれたと思います。
楽曲編
天使のagape
前述して出会いについては解説しましたが、当然ながらノミネート。この曲はかなたんの2番目のオリジナル楽曲で、1stアルバム「Unknown DIVA」にも収録されていますが、アルバム版は制作に際してボーカル部分を取り直した新バージョンになっており、1曲で2バージョンある美味しい楽曲になっています。
天音かなたが天使であるという基本設定が詰め込まれている楽曲です。
「agape」=アガペとはギリシャ語で「愛」を意味する単語です。彼女が愛の天使であるということを美しい旋律で表現しているのですが、「愛の天使」という要素は後の「きゅーぴっど」で拾われたりしているくらいかなたんを象徴するキーワードとなっています。普段の配信上の彼女とは少し異なる印象を受けますが、天使という属性を的確に表した素晴らしき名曲。かなたんどころかホロライブのオリジナル楽曲に自分が好きになった原点にして思い入れの面では頂点の楽曲で間違いありません。
この曲はMVもあるのですが、1番だけの短いものとなっています。この時期のホロのオリジナル楽曲のMVはFullで作られてることがほとんどなかったんですよね。マリンのAHOYなんかもそうでした。
それでも現実世界にいる人間と天使のかなたの邂逅という後の「別世界」を彷彿とさせられるような幻想的なアニメーションでクオリティはかなりの高さ。定期的に見直したくなるほどお気に入りです。
特者生存ワンダラダー!!
初のオリジナルソングにして、天音かなたがライブに出る時よく登板される鉄板曲。
これ、カラオケで自分が歌おうとするとかなり難しかったりします。かなたんは早口や息継ぎなしで歌うことが得意としていますがデビュー曲にしてそれがふんだんに出ているという、かなたんの歌唱力の高さがすでに表面化されている部分が特徴。
作詞作曲はUNISON SQUARE GARDENの作詞作曲を担当する田淵智也さん。初期の頃の楽曲はアニソン関連のアーティストが多かったんだなぁ~。
ライブで歌うと、2番の歌詞がライブごとに違う部分もとても好きでした。ガッピッーの部分を生歌でやるのは困難だからという事情があるからだと思われます。ライブで聴くことでも個性が出るのは強みでしたね。
大切フォトグラフ
音楽活動におけるホロライブの初期の活動である「hololive IDOL PROJECT」のアルバム「Bouquet」にて録り下ろされた楽曲です。それゆえマイナー寄りの知名度の曲ではあるのですが、個人的にホロライブの全体曲で最上位に入るくらい好きな楽曲。
当時のホロライブに所属していた1~5期生から代表して1人ずつボーカルを担当しているというFesの全体曲に近い仕様の楽曲なのですが、4期生からはかなたんが抜擢されていますのでノミネートされました。ホロライブのエンディングテーマというには100点満点すぎる内容だと思っています。落ち込んでいた時にこの曲聴いて何度励まされたか分かりません。かなたんの卒業も「涙も想い出に変わる」ような日が来るといいな…(しみじみ
Last-resort
2ndアルバム収録の楽曲。これまで握力50kgやゴリラネタで天音かなた=物理型というイメージが圧倒的にあったわけですが、この楽曲やアルバムでは拳銃を装備して撃ち抜くシーンもあり、射撃型のイメージを自分に植え付けたほどに強烈なインパクトを誇っています。ワンダラダーとは全く違うベクトルで歌うのがかなり難しい楽曲で、難解な英語や固有名詞の数々を得意の早口で畳みかけるように歌っていく様は、さながらかなたんが拳銃で急所を的確に射撃しまくってぶち抜いているかのようなかっこよさ。
ソロライブでコール入れることが出来たのも思い出深い楽曲になりました。MVに関しては一番リピート回数が多いくらいお気に入りです。
世界で一番のアイドル
Last-resort同様2ndアルバム収録の楽曲。前述した天音かなた作詞作曲楽曲の1つにして天音かなたの楽曲史上自分が一番好きな楽曲です。
この楽曲を聴いていた当時は知る由もありませんでしたが、今となっては卒業することをすでに決めていたのであれば歌詞で見えてくる視点もまた大きく異なってきます。
「まだまだ終われない ちゃんとついてきて きらめく夢へ」
「まだまだ終わらない 隣にいてよ」
「まだまだ終われない ありふれた奇跡を君と結んでいく」
サビの最後のフレーズで3回出てくる「まだまだ終わらない」ですが、ここに彼女が不本意でホロライブを去っていく事実を物語っているのではないか、と自分は感じてなりません。まだまだ終わりたくなかったはずで間違いないんですよ。
かなたんはかつて、さいたまスーパーアリーナでライブをすることが夢の1つだと語っていました。すでにすいちゃんがそれを成し遂げていたわけですし、もう数年頑張れば絶対に実現したと自分は確信しています。
ホロライブにいたことで、夢を叶えたホロメンの姿を何度も自分は見てきました。その度に自分は猛烈に感動してきました。しかし、夢は絶対に叶うと確約されているわけではありません。そんな現実の厳しさを、自分はこの曲を通じて痛感させられました。
大好きな楽曲です。ですがそれと同じくらい、天音かなたの永遠の未完を象徴する楽曲になってしまったのかなとも、卒業発表を通じて感じたことです。
それでも。
それでもだ。
ソロライブのアンコールラストで歌ったこの曲に受けた感動が消えるわけでも否定するわけでもありません。少なくとも、あの時の彼女は「誰かにとっての世界で一番のアイドル」だったと自分は思っているからです。
余談ですが、実はこの「世界で一番のアイドル」、自分が2025年において最も聴いた楽曲としてYoutube musicで記録されています。
丁度発表された時期が転職期間中で、この曲を面接前に聴くことで何度も励ましてもらっていました。無事職もつけたので、誇張抜きで自分は天音かなたに人生を救われたって思っております。ありがとう、かなたん!
MVの方もリピート回数だけで見れば「Last-resort」の方が多いものの、MVの完成度は「世界で一番のアイドル」が歴代で一番好きだったりします。
思い入れでは「天使のagape」
視聴回数では「Last-resort」
総合的な完成度では「世界で一番のアイドル」
MVの好みの位置づけはこういう感じになりますね。
誰かにとっての世界で一番のアイドル~終わりに~
かなたんの色んな事を、自分なりの形でまとめていきました。正直語りたかったことの5分の1くらいの内容です際限がないですしグダグダになるだけなのでここで一回筆を置きます。
天音かなたの卒業は、間違いなくホロライブどころか、インターネット文化の大きな財産の損失です。
そしてそう思わせるまでに追い込んでしまった運営のことを自分は許せません。
ですが、辞めるなら辞めるなりにアイドルとしての矜持をハッキリと持ち合わせての立ち回りぶりは、アイドルが本気で大好きな彼女だからこその立ち回りでそこには大きな好感度を持っています。
発表から25日間、嵐のように駆け抜けていって卒業まで秒速で過ぎたような感覚でした。
一カ月近い猶予があったはずなのに、楽しいことはあっという間でした。
何より一番に言いたいことは、彼女がこれからの人生は幸せでいてほしいということです。
青君の卒業の時にも同じことを言ったのですが、夢よりも自分の命を守ることを最優先に選択した彼女の選択は尊敬すべきだし尊重すべきことだと思います。
卒業が苦しかったのはへい民もホロメンも同じですが、それ以上に苦しくて辛かったのは間違いなくかなたん本人です。
そして今までの卒業したホロメンと異なり、これをギリギリまで誰にも話さず秘匿していたという部分で見てもその苦しみは計り知れないものがあります。それを考えただけで自分も泣きそうになってしまう。
かなたん、よく最後まで秘密にして耐えることができたね。貴女はすごい人です。心から尊敬しています。
もっとホロメンを頼るべきだっただろと言いたい気持ちもありますが、そこもまた彼女の矜持が許さなかったと考えると納得せざるを得ません。自らの信念で潔く幕引きをしたのと同時に、自らの首を絞めてしまった残酷な現実にやるせない気持ちです。
また、ホロライブにいることが彼女にとっての最善ではなくなってしまった事実にはただただショックです。引き留められるようなこともなく彼女の意思を尊重して卒業することを良しとした運営も苦渋の決断だったのではないかと思います。ネットでは「かなたんの卒業を引きとめもしない運営は冷たい」という意見もありましたが、自分はそうは思いませんでした。そこで運営まで「やめるのやめろ」なんて言ってみたら、それこそタレントを蔑ろにした最悪のブラック企業だろうと。運営がかなたんにした仕打ちを絶対に許すつもりはありませんが、彼女の考えを優先した部分だけはむしろ唯一評価すべき点ではないでしょうか。
かなたん本人も、自分の卒業がきっかけでカバーや運営の何かが変わってくれればと願っています。その変わっていくホロライブの様は、責任を持って自分はこれからも見守りたいと思います。かなたんが全てを捨ててでも変わっていくことを願ったホロライブを、自分は見極めていくべきだって思ったからです。
彼女の覚悟を、絶対に無駄にしてはいけないんです。
卒業ライブに合わせて急いで書いたこともあり、まとまりのない文章だったかもしれませんが、ここまでご清聴ありがとうございました。
「世界で一番のアイドル」でも書きましたが、自分は天音かなたのお陰でホロライブというコンテンツを4年間楽しく追いかけ続けることが出来たし、人生も救われたと本気で思っています。
この文章を書いている人一人の人生を、楽しいものに変えてくれたんです。
貴女は自分にとっての「世界で一番のアイドル」です。
これからも、幸せで健やかに生きててほしいです。
ありがとう、天音かなた。
あえてここは、「卒業おめでとう!」と言わせてください。
今はそれしかいう言葉が、見つかりません。
この文章をまとめてたことで、自分の中で覚悟はできました。
さぁ…卒業ライブを、見ようぜ…!
彼女のアイドルとしての最後の生き様、目に焼き付けてきますッッッ!!!