はじめに
8月から月一感覚で開催されているホロライブメンバーのソロライブですが、その第4弾となったのが常闇トワでした。というか来年3月まで月一感覚でやってるの意味が分からねぇよ飛ばしすぎなんだぜ…w(ReGLOSS→そらパ2026・3期生→すいちゃん武道館再演→7thFes)
自分とトワのソロライブについては大きな因縁があります。
1stライブが開催されたのがちょうど2年前の今頃でしたが、二次選考で現地チケットの入手自体は出来ていました。しかし、今年の7月に退職した前職の5年に一度ある研修の日と被ってしまいました。「ライブに行きたいから休ませてください」と言える空気ではなく、泣く泣く当日不参加となりました。これは、自分がホロライブのリアイベ行くようになって現状唯一の自主的に不参加となったライブにして、人生の中で心の底から後悔している出来事の1つでもあったりしました。
そんなこともあってか、毎度必ず発売日に購入していたホロメンのソロライブのBlu-rayも、唯一トワの1stライブだけ後悔の念で見る気にもならず買うこともありませんでした。もし2ndライブをやるならば何があっても絶対に現地のチケット当てて見に行くんだと意気込んでいたのですが、まさかそのチャンスがこんなに早く来るとは思いもしませんでした。
今回のチケットは一次抽選で即入手できました。友人も同様に入手して見事に余ってしまったのですが、他に呼べる人もいなかったことと友人が現金払いでリセールに仕様上出すことが不可能だったこともあり、自分のチケットをリセールで手放して友人のチケットで連番することに。
ただ、そのおかげで2人分の抽選当たらなかった眷属の席が確保できたんだと思うとそれはそれで嬉しくなった。名前も顔も分からない眷属も一緒に楽しめたことを願いつつ。
また、ライブ前日にはAmazonで1stライブのBlu-rayを購入して予習とあの日の後悔と向き合うべく視聴。
2年前の後悔の因縁に決着をつけたい。
今回のライブはそういう部分で今までのライブには全くなかった思い入れがありましたね。
画像は当日の装備品。4期生大集合セットにしました。
当日の動き
物販が昼からだったので昼頃有明アリーナに向かいました。
いつも有明アリーナに行く時は国際展示場駅で下りるが、今回は珍しく応援広告がありました。
有明アリーナの最寄りがゆりかもめの有明駅や有明テニスの森駅なので、毎回応援広告はこっちに集まりがちなんですが、どうあがいても利用する機会がないので有明アリーナ開催のライブの応援広告ってほとんど撮影できたことがないんだよね。
ちなみに、イラストはトワの歌ってみたのビジュアルも何度か担当して鷹嶺ルイのデザインも手がけたかかげさん。
物販は前回同じ会場で開催したかなたの時とほぼ同じ時間に集合でしたが、30人近く並んでいた前回と異なり、前に並んでいたのがわずか2人で入場から5分もせず購入完了できました。
その後物販の売り切れ情報も一切流れてこなかったので、これは在庫数をかなたの時より多くしたのではないかと予想。
開場後も物販はありましたがその後も特に売り切れたグッズはありませんでしたね。
先に物販に並んで購入していた友人と有明ガーデンで合流。
昼飯の前にホロクルに行った時のお土産ということで多数の同人グッズを頂きました。
ありがたい!特大感謝!なんだけど同人ものは公式のイベントで使うのには抵抗があるのでお部屋に飾るの安定になりそうだ…(小声
昼飯を済ませた後はひたすらホロカで対戦。
最後に対戦したのが一か月近く前で現状の最新弾「エンチャントレガリア」のカード使った新デッキをはじめて回しました。
ホロカはホロリス的に時間つぶしに最適すぎるコンテンツなんだよな。
開場が17時なので16時半ごろに会場に向かい入場。
その後は友人が物販で追加のグッズを購入に、自分はフラスタの撮影をするため分かれて行動しました。
有明アリーナはフラスタの撮影が一方通行な上に列も全く形成されていないので、よく考えて移動しないと上手く撮影できないのが難点。結果2週回って撮るハメに。全ては掲載できないので気に入ったものを一部抜粋して掲載。




ホロメンのソロライブに別のホロメンが送るフラスタ大好きなんだが、

本ライブではENのハコスとカリオペが送っていました。
トワはENメンバーとも仲良くしようとコラボ配信を積極的にしていたのは知っていましたが、この二人とも確かに仲良しのイメージはありましたね。
恒例のライブ直前の電池入れ替え点灯テスト。
本ライブで販売されていたペンライト(画像左)、他のホロメンのソロライブだと5000円台が多い中こちらは6000円と割高。
その分クオリティが段違いで、かなり光るし造りもしっかりして握りやすかった。
歴代ホロメンソロライブのペンラで一番クオリティ高かったと感じました。
感想
ライブのセトリは上記画像参照。直前に発売した2ndアルバムが中心となったセトリとなっている。
全曲解説すると更新までに膨大な時間がかかってしまうので、語りたい曲だけをピックアップしてまとめていきます。
06.バズビバザヴ
今回のライブの前に発売された2ndアルバム収録の楽曲ですが、アルバム発売前に先行配信されていた楽曲の1つ。
その時から自分は感じていた。ライブで絶対にぶち上がる曲で間違いないぞと!
民族音楽のような曲調が個人的にKinki Kidsの名曲「ボクの背中には羽根がある」を彷彿とさせられそのまま一発でハマりました。1番が終わり2番の静かな曲調からの「ちょっと変身」でぶち上がるあの落差がマージーでたまらない。スマホでヘビロテして脳汁が溢れ出てくるくらい自分は好きだ。
本曲はMVも公開されているのだが、
「ちょっと変身」から、
悪魔降臨儀式が始まる様が描かれている。
ライブでもその部分は完全にシンクロしていて、黒子ダンサーたちとのダンス連携を見せた後からのYour Beauty!→Cutie!→Pretty!→Mejesty!のコールの連鎖がもうたまらんかった!
実は今回のライブが発表された時、キービジュのライブ衣装はこの曲を歌っている時の「ちょっと変身」のパートで披露されると予想していた。しかし、実際には「08.Purple Disease」で披露された。
ライブ後の振り返り配信での本人の証言によると「逆張り」であえてここでは披露しなかったようだ。
さすがトワ様、その良い意味で予想を裏切るスタイルはまさに悪魔的所業。
という感じで、序盤にしてライブで一番聴きたかった曲にして一番満足度の高かったのは本曲で間違いなしでしたね。
09.心の在処はすぐ傍に
直前にMCを挟んでいたのだが、そこでまずコール練習がありました。
「Wow…」と言い続けるだけという簡単なものではあったのですが、何回か練習した後にそのまま本番の演奏へと続ける采配がお見事でした。眷属の心が一つになった瞬間でしたね。
余談なんですが、自分の周りの人たちはあんまりコールを入れてる人がいなくて。ライブ前最後の雑談配信でトワがコール入る曲の練習を事前に行っていたので完璧に仕上げてきたんですが、どうも自分の周りにはそういう人がいなかったですね。
しかし、この曲はMCで練習していたこともあってか周りもコール入れてることが実感できた部分で満足度が高かった。
最後の「声ありがとう!」と感謝を告げるトワにも感動。こちらこそありがとうなんだよなぁ!
11.命の洗濯
事前に友人が2ndアルバムを一通り聴いて一番気に入ったと話していた楽曲。作詞作曲がアニメ「進撃の巨人」の「悪魔の子」を歌唱したヒグチアイさんの楽曲という部分が個人的には印象的な楽曲でした。
これまでのバリバリのロックサウンドから一変、演奏はピアノソロのみでペンライトも左右に振るものだけのエモい空気でした。
今回ライブの生歌唱を通じて本曲に特に感じたことは、その尖った歌詞の持つ力強さだ。
「君の命は何色?」
何度も何度も歌いながら問いかけてくるこのフレーズからは、トワ自身が活動を通じてファンや自分に対する想いのようなものを代弁しているように感じられる。
命の洗濯とは贖罪。だけど贖罪した所で全てが許されるわけではない。だから例え命の色が濁っているんだとしても、自分の心を輝かせ続けよう。
人間の心が持つ醜悪さをも愛していこうというトワの決意のようなものを感じられて思わずしみじみしちゃった。
静かに歌い上げるその様が素晴らしかったです。
14.ChewyChewy feat.nqrse
本楽曲は特別アレンジ版であった。というのもこの楽曲、一人で歌いきるのは絶対に無理というメロディラインなんだよね。
だから歌うとするならコーラスパートを事前に録音してそれと合わせる形じゃないと難しそうとは自分もライブ前は思ったのだが、作詞作曲者であるnqrseさん御本人にそれをやらせるとはさすがトワ様。これを予想していた人間は絶対にいなかっただろう。
曲を作った御本人というだけあってラップのパートは完璧に歌い上げるばかりか、トワとのシンクロを見越したかのような歌い方もしていた部分がすごかった。音源化してもいいのでは…?特別感薄れちゃうけど
17.New Order
アンコール前のラストに歌った楽曲。
ライブ前にMVをあげていたり、楽曲のコーラスにホロメン(フブキ・ミオ・わため・ルイ)を起用しているという部分でも話題になっていた。
この楽曲は06.バズビバザヴや07.My Abyssのようにライブ前最後の配信でコール練習をしていたのですが、事前に練習してないと絶対に無理ってくらいそのコールの難易度は困難を極めています。
トワが歌ってるフレーズをそのまま読み上げるわけでないこと、4連続あるフレーズのうちテンポが早めなのでアドリブは絶対に無理な部分がその要因。自分も事前のコール練習はこの曲を他の曲の5倍以上集中的に練習しまくっていたほど。
それだけに完璧に歌っていた人は会場全体で見ても数えるほどだったと思われるのだが、トワはちゃんと聞こえていたのか「コールありがとう!」と言っていたのは練習した甲斐があったなぁと満足度が高かった。
また、この楽曲において忘れられない出来事がトワブチギレ事件だ。
ライブでは恒例であろう終盤でアリーナ席に降り注ぐ銀テープだが、本ライブではこの楽曲の途中に出てきた。
それは良かったのだが、SS&S席の眷属たちは全力で歌い上げるトワの姿を後ろに銀テープを取ろうと必死になっており、その姿を見たトワは歌唱中に「こっちを見ろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」とブチギレたのだ。
自分のような端から見ていた分には笑い話に出来なくもないのだが、トワの言い分はご最もなんだよな。
銀テが欲しい気持ちも分かるが、トワの歌聴きに来てるはずなのにそれを無視してしまっているという本末転倒さは、観客の民度がよく分かる事案だったとも感じてしまった。
ちなみに本ライブの直前にやっていた大神ミオのソロライブの時は自分はS席だったが、銀テ取ることよりも歌を聴くのに必死だった。終演後に前の席にいたミオファが「良かったらあげます」と言って譲ってもらえたので、自分は今後そういう機会があっても歌を聴くのを放棄してでも取りに行く姿勢は絶対にしないと誓ったのであった。ちなみにミオしゃのライブの銀テはライブ終了後に販売されたライブグッズの事後物販の特典としてもついてきた模様。
18.ライメイ
アンコールで歌った2曲のうちの1曲目で、1stアルバム収録の楽曲。
元々発表された初期の頃から好きな楽曲の1つだったが、今回初めてFullサイズを生歌唱で聴けて純粋に嬉しかった(1番までではあるが3月開催の6thFesのSTAGE1でもメドレー内で歌唱していた)。
この曲の注目すべき要素としては、曲の入りであるイントロの演出だろう。
アンコールと叫び続けてから実際に始まる刹那、会場はギターの音が鳴り響きながら緑色のオーラが弾ける演出が入った。自分はもうこの時点でライメイを歌うことを確信していた。MVでも鮮明に描かれている緑色の閃光の演出に酷似していたからだ。
バッチバチのロックでありながらその歌詞の内容を紐解いていくとピュアッピュアなラブソングってギャップのたまらない。すいちゃんの「bluerose」に似たギャップに萌える一曲でもあるよね!
総評
終演後は2年前に1stライブに行けなかった後悔が報われたかのような幸福感と満足感でいっぱいになった。
常闇トワとして今できることの全てを詰め込んだライブ。一言で表すならばそのようなライブではないだろうか。
ゲストも一切呼ばずストイックに一人で全19曲を歌い上げる様は圧巻で、明日を前向きに生きていけるような最高のロックで心が打ち震えるような2時間だった。
1stライブの時は緊張で上手くいかなかった部分もあったことを語っていたものの、今回は目立った部分でミスも見受けられず、徹底して準備したことが伺える。
2ndアルバム発売時のインタビューでも本人が話していたことではあるが、
「私はなんで歌うことが好きになったのかな?」とか、「どんなサウンドの音楽好きなんだっけ?」とか、そういうことをあらためて振り返ったときに、「やっぱり私はロックが好きだな」と素直に思えたんです。なので、世間の流行りを気にすることと、自分がやりたい音楽をやることの間で気持ちが揺れ動きつつも、結果として自分の好きなものが詰まったアルバムになったと思いますね。
と、彼女はあえて流行には乗らずに自分らしさを貫くことを大事にしている。
実際ライブの演出周りを見てもVtuber常闇トワとしての一つの世界観を作り上げていた様相であり、誰かの二番煎じや安易に流行に乗ったような作りでは決してなかった。
彼女の個性やこだわりを大きく感じられた部分は本ライブ最大の特徴だろう。
そして、このライブは終点ではなく通過点であるという部分もMCで徹底して話していた部分も忘れられなかった。
これからも、自分らしさを貫いた彼女だからこそ出来る何かを創造し続けていく姿を1ファンとして是非見続けていきたい。
2年前の自分の個人的な苦い思い出をきっちり浄化してくれて、ありがとうございました!
恒例の打ち上げでは一生ライブの感想語ってました~w
さて、次はAZKiのソロライブ2025のレポートまとめます!