SHIN Vol.35 完璧だな!ぴったり、2分30秒!~友人と金井茂さんの対談動画制作秘話~

 

本日の19時、友人のYoutubeチャンネルにて第8話目の動画が投稿された。
自分は「ドンおおもり」という名義でこのチャンネル創設を提案した者で、撮影や構成や編集等で携わっている。
今回はそんな友人のYoutubeチャンネルのお話。スタッフ側の明かせる範囲で動画内では語られなかった全4回続いたある動画シリーズの裏話をまとめる。
このYoutubeチャンネルが創設されるまでのエピソードは、過去の「雑記」でまとめているのでそちらを参照。
そしてこれからまとめる内容は、前回の記事にて、

少しだけ予告すると、第5話の内容は彼だからこそ出来るであろう「すごい!」と思われる動画になること間違いなし。
少なくとも自分は企画内容を友人から初見で聞いた時、「嘘でしょ?」とリアルに声出すほどに驚愕しました(!?)

と、匂わせていたものの答え合わせの記事とも言える。

時期にして去年の年末ごろ。友人が「あるレジェンド俳優と対談動画を撮る機会を得たから、これを自分のYoutubeチャンネルの目玉コンテンツにしたい。その動画の編集をお願いしたい」と言う依頼をされた。
そのレジェンド俳優は金井茂さん。
重甲ビーファイター電磁戦隊メガレンジャーといった90年代の往年の東映特撮作品や、変わった所では「トミカヒーローレスキューファイヤー」にも出演されていた俳優で、現在は区議会議員をされている。どうやら現在も俳優業を引退されたわけではないようで、

 

近年ではプレミアムバンダイで発売された「戦隊職人 ケイタイザー」「ビーコマンダー-COMPLETE EDITION-」にて新規の取り下ろしボイスをの収録もされている。

最初友人から映像をもらったときはそれはそれで驚いた。
金井さんはTwitter(X)のアカウントはあり現在の動向は確認できるものの、昨今でお馴染みのYoutubeでの動画投稿や配信活動と言ったことは特にされていない。

サムネイルにも書いてあるが、Youtubeでの動画初出演の実績を素人同然の我々のチャンネルで解除されたという事実は非常に光栄なことである。
そんな話題性もあってか、登場頂いた全4話中の第1話目(第5話)は、友人がダメ元で依頼した所、友人の動画投稿報告のポスト引用する形で宣伝頂き非常に大きな反響を頂く結果となった。
ビーファイター換算ならば約30年・メガレンジャー換算ならば約28年ぶりに、非公式の場とはいえ当時の撮影のお話を共演者でもヒーロー俳優同士でもない友人に聞かせて頂けたのだから本当にすごい話だと思う。
さて、この企画を宣伝すると共通してたくさんの人に言われたのが、「友人は一体何処で金井さんと知り合ったの?」と言うツッコミ。
元々友人は金井さんの大ファンだったようで、Twitter(X)のアカウントをフォローしていた。金井さんは小岩地区のゴミ拾いを企画されているようで、ビーファイターやメガレンジャーのファンもよく集まっているらしい。イベント名も「地球孝行隊」とどこかビーファイターを意識したような名前なのも面白い。その企画ではファンとの交流にも積極的のようで、友人はそのゴミ拾いイベントに参加してコンタクトを取り、Youtubeに出演してもらえないかと交渉して快諾してもらったことで実現した企画のようだ。

ここからは自分のお話をいくつか。
今回の動画を制作にあたって自分は「重甲ビーファイター」と「電磁戦隊メガレンジャー」を再視聴した。
どちらも過去に視聴したことはあるものの、自分のおぼろげな記憶だけでは対談内に出てくるエピソードを理解できないと思ったからだ。ビーファイターに関しては去年の年末にかけて一気に視聴していたが、実はこの動画制作がきっかけだった。そこからほとんどの作品が未視聴であったメタルヒーローシリーズを全作ランダムにマラソンするきっかけに繋がり、現在17作中8作視聴した。なお、金井さんがゲスト的に出演されている「ビーファイターカブト」も優先的に視聴すべきだと当初は考えたのだが、対談内ではほとんど触れていなかったのでこれは後回しにして、現在もまだ未視聴となっている。
メガレンジャーに関しては、自分は2年前からスーパー戦隊シリーズを制作順にマラソンしていて正直動画完成までに視聴が間に合うか、対談動画の元のデータを貰った当時は未知数だった。対談動画を撮影したのが今年の2月だったが、この時視聴していたのはファイブマン。メガレンジャーの7作前の作品である。当初は順番無視してメガレンジャーの視聴を優先しようかとも考えたのだが、結果としては後述のトラブルにより動画投稿前に視聴が間に合う運びとなった。
このお陰もあって、対談中の物語の込み入った話については正確な解説や注釈などを入れることに成功。

例えば、第5話の白いカブトのスーツアクターの話や

第8話のメガシルバーの決め台詞の件に入れた注釈などは全て自分が視聴して確認した正確な情報となっている。
動画の構成は、同様のコンセプトでレジェンド俳優を呼んで対談されているゴーオンレッドの古原靖久さんのYoutubeの投稿を大いに参考にさせてもらった。更新を楽しみにしている動画シリーズだったりするのだが、非常に見ごたえのある対談動画の数々であり、今回の動画の企画の大元にもなっている。

反省点としては、様々な事象が重なって更新が大幅に遅れてしまったこと。本来この4話分の対談は4月から7月にかけて月1ペースでの更新を予定していた。第5話が4月20日に投稿されており、6話は5月・7話は6月・8話は7月に更新してゴール後に次なるレジェンド俳優との対談動画を下半期にと予定していた。
しかし、以前「雑記」でも触れたが今年の自分は部署異動の影響で殺人級の忙しさとなってしまい、5月~6月は動画編集の時間がほとんどなかった。そして7月には会社を辞めて時間を確保したかと思いきや、8月は転職活動の準備や様々な場所へ面接に行っていたために、これまた動画編集の時間がほとんどなくなってしまった。9月になって少し落ち着いたので2日ほど徹夜して7話と8話を一気に完成させた流れとなっている。
この影響で6話以降は急速に再生数が落ちてしまった。友人には何度も謝罪したが「このYoutubeでの活動はバズることが一番の目的なのではなく、自分たちの趣味で好きなことやっているだけだからのんびりやろ」という優しい言葉を頂いた。
確かに、我々はYoutuberを生業にしたいわけではない。これは趣味の延長線なのである。5話が大きな反響があったのは金井さんのお力添えがあったからで、我々だけの力ではこれだけの方に見てもらうことは絶対に不可能だっただろうし、それを当たり前に思い込んではいけないと身に染みた。
一方で、この予定より大幅にずれ込んだことで戦隊マラソンの視聴が進みに進んで、メガレンジャーは8月ごろに視聴が叶った。
結果的にこれが7話8話の制作の準備にも繋がる。もっとも反省すべき点ではあるがこの点は救いだったとポジティブに考えたい。

さて、友人は事務所に所属するプロの俳優であり、過去に彼が出演した舞台で共演したレジェンド俳優さんがたくさんいる。今後はこれらの人脈を使って同様のレジェンド俳優対談を続けていく予定となっている。これは第3話で語られている内容なので一例を挙げると、彼のアクションの師匠は「光戦隊マスクマン」のブルーマスクを演じられた広田一成さんである。つまり…?
他にも自分でも名を知っている数々のレジェンド俳優さんと細く広い人脈を彼は繋いでいるようで、当時のレジェンド俳優による証言を映像として記録に残すことを中心に今後のYoutubeチャンネルは更新していく構想を立てている。
特撮ヒーロー好きは是非今後の更新にも期待してほしい。現状第15話くらいの動画のネタが出来上がっている。動画の更新頻度は自分の転職活動の結果次第で変わるとも思うので、そういう部分でも転職も頑張らねばと考えている。

最後に1つ。

 

6話と8話のラストには、金井さんにジースタッグとメガシルバーの「重甲」及び「ケイタイザーインストール」こと変身をして頂いた。前者は「ビーファイターカブト」から約29年ぶり・後者は「メガレンジャーVSカーレンジャー」以来約27年ぶりになる御本人による変身だ。
メガシルバーはその後の後輩作品に客演もなかったわけだから本当に貴重な映像だろう。ただ、メガレンジャーの対談(7話と8話)の時はカメラのバッテリーが切れてしまったようで、友人のスマホで撮影することになったため画質がビーファイターの対談(5話と6話)より落ちてしまったことが本当に惜しい(サムネイルの画質が若干落ちているのもその影響)。
自分としてはこの歴史的瞬間を見られただけで感動だったし、この感動をビーファイターやメガレンジャーファンと分かち合えれば編集冥利に尽きる。

長々と語ったが明かせる範囲での裏話は以上となる。
最後に、この記事を折角読んだそこの貴方。

友人のYoutubeチャンネルのチャンネル登録と、良ければ投稿動画に高評価を押していっていただければ、今後の活動の励みになるのでお願いしたい!
我々の特撮の趣味動画は、まだまだつづく!

 


2025年10月04日