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目次
・星詠みに至るまで
・ライブまで
・ライブ感想
第1ブロック
第2ブロック
第3ブロック
第4ブロック
アンコール
ダブルアンコール
・総括
・おまけ(写真)
・星詠みに至るまで
ライブ感想の前に、Twitter(X)にいた時にもほとんど語ったことのなかった自分と星街すいせいについて簡単に語らせてほしい。
彼女は、自分がホロライブのオリジナル楽曲にはじめてハマるきっかけをくれたクリエイターだ。
プロフィールの年表にも書いているが、自分は2021年10月ごろにホロライブを知った人間である。
ちょうど2021年9月に1st Album「Still Still Stellar」が発売して、「Stellar Stellar」のMVがYoutubeに公開されていた頃の話になる。Youtubeでホロメンの切り抜きを少しずつ漁り始めたころだったこともあってか、Youtubeのおすすめ欄に上記の動画があり、それを見たことが全ての始まりだった。
「Vtuberってこんなかっこいい曲あるんだなー。作曲がデレマスの曲作ってる人とは豪華だなー」
というほんの少しの興味から星街すいせいの名を知り、ホロライブメンバーのオリジナル楽曲の概念も知り、どんどん他のメンバーのオリジナル曲も漁って沼りはじめ、気づけばホロライブメンバーのオリジナル楽曲そのものが好きになった。その数か月後に3rd
FesのDAY2に行き、ライブでホロメンの楽曲を聴くことの楽しみも知り、今の自分のホロライブ好きに至る。
また、これは特に個人的な話になるのだが、ホロライブと出会う半年ほど前に自分は創作への意欲が全くなくなり、筆を折ったという苦い出来事があった。
しかし、彼女の歌を聴くうちに、彼女の歌で紡がれている「星街すいせい」と形容できるような独自の世界観に強く心惹かれ、自分も同じような表現をしてみたいと創作の筆を取りたいと再起し始めるきっかけもくれた。当サイトのメインコンテンツ(のつもり)として展開している「ウィッチスマイルズフロンティア」の原型となった作品もその頃に考えたので、ある意味このサイトを作った陰の功労者であると言えるのかもしれない。つまり、自分の2022年以降の創作は星街すいせいの影響を多大に受けている。
ホロライブを自分が知った初期の頃に認知してハマるきっかけをくれ、ホロライブメンバーのオリジナル楽曲を最初に聴いたメンバーにして、趣味の創作を再起するきっかけをくれた。
自分が星街すいせいから受けた影響は決して少ないものではなく、バーチャルアイドルとして好きであるという感情以上に、今の自分を形成してくれたクリエイターの1人であると尊敬している。
・ライブまで
前置きは長くなったが、今回のライブのお話に入る。
まず、自分は彼女のライブには過去に2nd Solo Live「"Shout in Crisis"」とLive tour「"Spectra of
Nova"」の埼玉公演に現地参戦した(1st Solo Live「"STELLAR into the GALAXY"」はBlu-rayを購入して視聴)。
直近の埼玉公演を一次抽選で当たったこともあり、続く今回のライブが連続で当たることはないだろうと最初から予想していたのだが、実際問題リセールまで含めて自分は全ての抽選に落ちた。
だが、先々月にマリンのソロライブを2DAYS共に参加したホロリスの友人が一次選考で2枚当てるという快挙を成し遂げたことで現地参加が叶う運びとなった。友人には本当に感謝しかない。
ただ、友人は星街すいせいのことを不知火建設繋がりで知っていたくらいで、楽曲も事前の自分の布教もあって今回のライブ直前に発売となった3rd Album「新星目録」を購入して聴いたくらい。つまり、それほど熱心なファンというわけではない。
では何故抽選に参加したのかというと、自分がよくホロのリアルライブに行く話をしたことから興味を持ち、抽選に参加したら当たったとのことだった。自分の布教が回り回って巡ってきた機会だなと感じる。折角の大きな機会を得たからこそ、このライブで友人には是非星街すいせいの音楽の凄まじさや魅力を知ってほしいという気持ちも持っていた。
開催場所の日本武道館は、音楽アーティストにとっての一種の目標地点であることは有名だが実際に行ったのは今回が初だった。
皇居や靖国神社が近所にあるためか別世界のような雰囲気が醸し出されており、入口の時点ですごい場所であることがよく伝わってくる。
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正面入口にはライブの横断幕が貼られており、多くの来場者が写真撮影していた。
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入口から見て右側にはフラスタ空間が。
以前行ったマリンのライブやさくらみこのソロライブでは、フラスタの展示は開場後の会場内の通路に飾られていて、来場者が一斉に列も形成せずに写真撮影して渋滞になり見ることが非常に困難だったのだが、今回はゆっくり見られて嬉しかった。こればかりは会場の立地の問題が絡んでくると思うので難しい話だろうが、フラスタを確実に見たいなら気持ち早めの行動を前提とした方がいいのかもしれない。
飾られているイラストは、以前Twitter(X)をやっていた時にフォローしていた名だたる絵師様のものばかりで、あの空間から消えた自分としてはどこか懐かしさを感じる。
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全て貼るとサーバーが膨大な大容量になってしまうので、特に自分が気に入ったもののみ掲載。
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個人的に一番印象的だったのは、Live tourと個人勢時代の衣装を自作したホロフレを飾っていたこちらのフラスタ。
こちらは公式では販売されていないので、自作したものだろう。
定番であろうイラストは飾っていない所も個性的で、すごい技術力だと感動した。
武道館の会場の中は、決してライブに特化した広い会場というわけでもなければ綺麗な作りであったというわけではなかったが、歴史ある伝統的な施設であるということがこれでもかと伝わる空間で、この舞台に一観客として立てたというだけで感動していた。
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準備は整え、いざライブへ…!
・ライブ感想
ここからはライブ本編の話に入る。
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セットリスト順に、過去のライブなどの比較を交えて自分なりの感想や解説を書いていく。
Live Tourの大阪・福岡公演はBD待ちでチラ見せ含め現在未視聴なので、セトリだけしか見ていない状態。
音楽知識とかは全然ないので、素人丸出しな感想であることはご承知おきを。
・第1ブロック(チラ見せ冒頭パート)
チラ見せ視聴者を配信チケットで続きを見てもらうべくリアルライブではある意味恒例であるぶち上がる曲で構成されている。
01.ビビデバ
3rd Album収録。
MVが1億再生を突破したバズり楽曲で、最近の星街すいせいと言えばこれ!というほど超有名曲だろう。
シンデレラのような演出で登場する開幕が非常に印象的だったが、後のMCによると本人がやってみたい演出として考案したもののようだ。センスが天才的すぎる。
リリース当初はシンデレラのデフォルメのかかった彼女のイラストが強烈すぎた影響や、MVの先鋭的すぎる映像から個人的にはそこまで好きな曲でもなかった。
時が過ぎてLive Tourで披露した時、ライブ限定の追加パートで2番が終わった後の間奏に「bibidi babidi boowa」のコールをひたすら入れるという展開があった時の盛り上がり具合にぶち上がって感動したことが転機となり、好きな曲となった。
今回のライブは通常のFullサイズの歌唱ではあったものの、やはり有名なこともあってかコールの盛り上がり具合は上位に食い込むほどで最高の掴みだった。
02.TRUE GIRL SHOW
2nd Album収録。本人曰くコーラスの収録が尋常じゃなく大変だった曲のようで、それを知ったうえで実際に曲を聴くと凄まじいコーラスのかかり具合がよく分かる。
原曲から別物と呼べるほどのライブオリジナルアレンジ版になっていたような印象で、最初「あれ、これ本当にTRUE GIRL SHOWなのこれ?」と迷った記憶。チラ見せ動画で見直したところ、前述のコーラスのパートが全くなかったからそういう印象を受けたというのが答えだった。原曲はコーラスの凄まじさこそ特徴的な楽曲なので、180度原曲から印象が違う感じで新鮮に聴こえた。
地味な所ではあるが、原曲の2番の早口台詞にしてお馴染みの挨拶である「バーチャルYoutuberの~」の部分は、しっかり「バーチャルアイドル」に変更されていた。調べたところLive Tourの大阪公演でも歌っていたとのことなので、変更されたのはここからだったと思われる。セルフリメイクされる機会がもしあるならここの台詞は変わりそうだ。
03.Newton
2nd Album収録。2nd Solo Liveではアンコール前の最終曲だったので、ここぞとキメたい時に歌われる楽曲の印象が強いがあえて最初に持ってきている意外性がある。
サビで「大嫌い」「大好き」等といった直接的な感情を畳みかける歌詞が個人的には特に好きで、VJで訴えるかのように字幕を出している演出が好き。
・第2ブロック
静かな曲調でかつかっこいい曲がいっぱいのブロック。ぶち上がるというよりかは彼女の歌唱力に圧倒される。
04.綺麗事
3rd Album収録。クリエイター陣営は(ほぼ)「Stellar Stellar」のコンビだが、本人が作曲に参加しているのも特徴。
アルバムではラストトラックだったため、この序盤での登板には驚いた。
単純に「Stellar Stellar」との雰囲気の違いに驚かされる一曲で、ここまでのぶち上がった雰囲気が一変していた。
05.褪せたハナミドリ
2nd Album収録。個人的に彼女が憧れる椎名林檎の楽曲の影響を強く感じる一曲。
綺麗事からの繋ぎがとても良かったし、VJが都会の街並みな部分もイメージぴったし。
何より、曲名の通りにペンライトのカラーが一斉に緑になる雰囲気がたまらなかった。
06.ムーンライト
3rd Album収録。個人的に夜空を眺めながら聴きたくなる星街すいせいの楽曲上位に食い込む。
自由気ままに夜の街を徘徊する、目つきの悪いミニ星街のMVも独特の雰囲気が趣深い。
前曲に続いてしっとりめのバラードでアーティスティック。
夜中にベンチに座りながら歌っている姿がかわいく、美しく、かっこいい…!
07.ビーナスバグ
3rd Album収録。
先日実写MVも公開され、彼女の最新楽曲として大きな注目を受けていることも記憶に新しい。
「褪せたハナミドリ」とも少し似た、都会のネオンライトをVJに歌っている姿が印象的なのだが、このブロックは都会の中に溶け込む彼女が歌い上げる姿がテーマのように解釈した。
・第3ブロック
武道館ライブ開催決定のPVと同様に、「革命」という印象的なフレーズが目を引く動画を流す。
MCは挟んでいないため実質第2ブロックからの地続きのようになっている。
08.Caramel Pain
3rd Album収録。個人的に3rd Albumの新曲の中で一番好きな曲で、待ってましたと言わんばかりにテンションがぶちあがった所。
2番の「好きなアニメも大切な人もいなくなっちゃうけど、大切なのは前を向いて生きていくこと!(要約)」って歌詞がとても好きすぎる。人生の教訓のように聞こえてきて、共感できる部分という意味で好みに刺さった。
他にも、「あーあ」の部分のコーラスはコールも出来るなと声を出している人がたくさんいたところも良かった。
09.AWAKE
3rd Album収録。
Live Tourの埼玉公演で世界最速披露された楽曲で、ギャルになって渋谷を闊歩する彼女のMVも公開されている。
「褪せたハナミドリ」同様にペンラが緑一色となるステージと、この曲からは彼女の過去のライブ衣装を扮した分身バックダンサーが登場し圧倒的なパフォーマンス力に驚かせられた。
10.先駆者
3rd Album収録。曲自体は2023年1月の2nd Solo Liveが世界最速公開だったので、アルバム収録まで実に2年近い時間がかかった楽曲だったりする。2nd Solo Liveの時は事前告知が一切なかったために「いったい何が起こったんだ?」という戸惑いの反応で異様な空気に包まれていたことも、現地で参戦していてよく覚えていることだったりする。
それだけに、今回のライブでは観客が一斉に「Wow Wow Wow Wow WowWow Wow~♪」とコーラスを入れているところに自分はぶち上がった。
調べたところ大阪公演でも歌っていたようなので、観客のコールをはじめて体感できた部分で大阪公演がとても羨ましく感じた。
注目要素としては、この歌の時のみ彼女はメガホンを装備しており、ほぼ全編メガホンを通じた歌唱をしていた。
メガホンを通して聴こえる彼女の声は原曲とは全然異なるものなので、「TRUE GIRL SHOW」同様に原曲音源と受ける印象が全く違っていた楽曲だった。
11.ザイオン
3rd Album収録。個人的に好きなゲーム楽曲を多数担当している下村陽子さん作曲の部分で刺さる楽曲。
この曲のサイリウムカラーは白。下村さんが得意とする曲の雰囲気やMVのイメージから幻想的なイメージを抱く曲で、前曲のぶち上がりから真逆のかっこよさに心がときめいてしまった。旗を装備して振っていたのも良き…!
12.繭と心
3rd Album収録。
ザイオンに続き、新月浮かぶ神秘的な空間で歌い上げつつも、楽曲はジャズ調でかっこよし!
本人はもうダンスは覚えないようなことを言っていた記憶なのだが、衣装のマントをひらひらさせているのが地味に可愛いかった。
・第4ブロック
後半の激熱最強地点で、ここからの自分は泣きっぱなしの号泣続き。
まず、約7年間の彼女のこれまでの軌跡を振り返る動画が入る。2019~2025年までの様々な出来事が回想された後に個人勢時代の2018年に年代が一気に戻り、そして……!
13.comet-TAKU INOUE Remix-
初のオリジナル楽曲「comet」の「Stellar Stellar」でお馴染みイノタクによるリミックス版。1st Albumの購入者のごく一部の方にのみ配布されたという経緯で発表された非常にレアな曲のようだ。自分も今回調べる過程ではじめて知った。これを機に再販してほしさがあるが、限定曲故扱いが難しそう。でも自分音源めっちゃ欲しいです…これからもライブで歌う可能性があるなら猶更!!!お願いしますカバーの偉い人!!!
2018年に時代が遡った映像でこの楽曲が来ること自体は予想の範疇ではあったのだが、驚天動地とも思えたのは、このタイミングで個人勢時代のアイドル衣装を3Dの新衣装として発表したこと。
この衣装は、個人勢時代の衣装をベースにしているので、ベースは彼女本人がデザインなわけだが、現在の彼女のイメージとは大きく異なるであろうキュートな様相となっていて新鮮さを感じられる。
その一方で、歌っている「comet」は原曲と異なり声変わりした彼女の低いキーで歌いあげているので、原点回帰でもあり新しい楽曲のようにも聞こえてくるし見えてくる不思議な感覚に見舞われた。
だが、原曲を何度も聴いた人間としては、7年かけて歌唱力も超進化を遂げているよなぁとも思えて感動的。
「comet」から全てが始まった彼女の楽曲の世界観を今再現するならを魅せるエモさに、涙が溢れてきてしまった。
14.Stellar Stellar
1st Album収録。もはや説明不要であろう彼女を代表する約束されし永遠の名曲。自分が今まで現地に行った彼女のライブでは全て聴いているほどにド定番にして、ライブの十八番。
「だって僕は~」の歌い出しだけで「きtらああああ!!!!」のテンションが爆上がり。「comet」で少ししんみりしたかと思いきや、また一気に爆上げてきて全く休む暇がない。涙を流していた自分もここは正気に戻っていた。
Aメロの「きっと 君はもう気づいていた」の部分からBメロにかけ手拍子を入れるのが定番だったりするのだが、ライブならではの盛り上げ方で好き。
綺麗事もStellar Stellarも聴けて嬉しかった、特にStellar Stellarのラストの「だって僕は星だか…(タメ)…らぁー!」がグッときました#かけめぐるほしまち
— TAKU INOUE (@ino_tac) February 1, 2025
イノタク本人も絶賛していたので紹介したいが、ラストの一拍分タメて「らぁ~~!!!」で〆たのはライブならではの力強さで自分も感動だった。
15.NEXT COLOR PLANET
1st Album収録。こちらも初期を代表する人気曲で、なんと彼女がプリパラの楽曲が好きという所から制作に繋がったという、プリパラのファンである自分としては見逃せないエピソードが印象的な楽曲。
ここまでの3連続は初期の曲のパートだったこともあり、計算されたセトリであることがこれでもかと伝わってくる流れだ。同時に、今の彼女の進化した歌唱力で聴くと音源や以前のライブとは違う良さを確かに感じるものがあり、常にエモい気持ちで高められた。
・MC
かけめぐるほしまちの名に恥じない最初の3曲以降MCを全く挟まずの怒涛のライブだったわけだが、最後ということでMC。
ここで紡がれた彼女の言葉や想いにも驚かされた。
約2年ほど前、体調不良で休止をしたり「上手く歌えない時期が続いた」と話していた時期があった。その時期を境に配信頻度が大幅に減少していったので、内情は詳しく分からずとも苦心していることは伝わっていたことを自分は記憶している。
その裏で彼女は「活動をやめようか」と思い悩んでいたことを涙ながらに話す。単純にあれだけの忙しさやファンを喜ばせることをコンスタントに提供し続けている彼女のイメージが強すぎるだけに、活動をやめようかと思い悩んだことも単純に驚きだった。しかし、それ以上に、あれだけプロ意識の高さに定評のある彼女が、本番中に涙を流して辛かった時期の話を赤裸々に語っていたという部分の方が驚愕でしかなかった。正直自分もここで軽く貰い泣きしてしまったのだが、この話をして言葉を詰まらせて泣いている彼女に対し、声を必死にあげて「頑張って!」と叫んだ。周りも同じことを考えていたのか、頑張れコールが武道館に響き渡る。それを聞いた彼女は「やめなかったのは、やめた後のファンが悲しむ姿を見たくなかったこと」と「続けることが出来たのは星詠みの皆のお陰であること」と、普段はぞんざいな扱いをしている(もちろん半分ネタであることは分かっているが)星詠みに対し、感謝を伝えていた。
マリンのライブのMCの時にも思ったのだが、彼女たちは最前線を行くエンターテイナーであると同時に、一人の人間なんだなと当たり前のことを認識させられた。人は一人では生きていけないし、リスナーと二人三脚でここまで歩んできたのだ。
そして、ファンの人数の多さから自分一人の影響力なんててんで大したものじゃないだろうと思いがちではあるものの、1人1人のファンの力があったからこそ、約7年かけて夢を叶えることが出来たと強く涙ながらに話していた。そんな普段見せることのない彼女の姿に、涙が溢れてきてしまうほど自分には感動だった。
16.Orbital Period
ラストに世界最速で聴くことが出来た完全新曲。
約7年間の星詠みへの想いを綴っていた楽曲で、今回のライブでは歌わなかったが彼女の気持ちを吐露している楽曲という意味では「放送室」に近い印象を受けた。
「どうか声よ」と2回畳みかけるサビの歌詞が個人的にはこの曲で特に好きなパート。
ぶち上げる形で〆ることの多いのだが、今回はしっとりめな感じで〆ているのもまた新しい形だったと感じる。
歌詞の意味を噛みしめながら涙を流し最後まで彼女の勇姿を見届けさせていただいた。
・アンコール
アンコールでは、ホロライブメンバー達から武道館ライブ開催に対するメッセージが次々と動画で流れる。数秒で絶対に読みきれないくらいの超長文で書いてる子(ねね・おかゆ)もいれば、一行でスパっと想いを伝えている子(ラミィ・みこ)、可愛いイラストをつけている子(青・マリン・ちょこ・フブキ)等々、書かれているメッセージがそれぞれホロライブだ…!と思わせられる文章の数々であった。
17.キラメキライダー☆
本ライブのセトリで唯一の彼女のオリジナル楽曲ではなく、ホロライブ全体曲。1st Fesで発表された史上2つ目の全体曲で、一応彼女のライブでは過去に1st Solo Liveのアンコールでも歌っていたりする。
「ファンにもスタッフにも感謝しているが、ホロライブがここまで大きくなって人気となったのはタレントたちが一番頑張ったからだ」という彼女の想いから、あえて全体曲をチョイスしたとのことだ。
近年、全体曲としての登板は鉄板の「SSS」や4th Fesの全体曲の「Our Bright Prade」が採用されがちで、本曲と3rd Fesの全体曲「Prism
Melody」はごくたまに使われてるという印象だっただけに、意表を突いた選曲だったのは間違いない。「キラメキライダー!」のコールが最の高!終盤戦は常に1st Solo Liveを彷彿とさせられる。
18.Bluerose
1st Album収録。自分は「Stellar Stellar」から彼女の楽曲にハマった話は前述通りなのだが、「Stellar Stellar」を除けば1st Albumに収録された楽曲では一番この曲がリピート率が高いくらい好きな楽曲だったりする。
何が良いって、彼女の楽曲の中では珍しい「ダーリン」「そばにいてね」等といったラブソングを彷彿とさせられる歌詞。聴いているだけで彼女が恋人のように錯覚させられた時もあったほどだ。
ここまで初期曲が固まり続けていただけに歌わないのではと予想していたが、その予想を覆すかのごとくの選曲に感動し、最高の最高のボルテージの高まりから再び涙が出てて来てしまった。何回泣くんだと言われたが実際何回も泣いてしまった。
・ダブルアンコール
Blueroseで〆…素晴らしかった…!と感極まって涙を流し友達が横から大丈夫かと心配する中、なんとライブはまだ終わっていなかった。アンコールが響き渡っているところに自分は戸惑いながらも途中から「アンコール!」と叫ぶ。するとそんなことあるのかともう一度現れる彼女の姿。ダブルアンコールなんて現象はホロのリアルライブどころか、自分が人生で行ったライブではじめて経験したことだ。最後まで驚かされっぱなしのライブである。
19.ソワレ
2nd Album収録。2nd Solo Live以降ラストやアンコールでお馴染みとなった「GHOST」と並ぶ〆担当曲。
今回の選曲理由はダブルアンコール時のMCによると、Live TourのEDで流れていた時に観客が合唱をしていた所に感動したことのようで、歌唱前には「皆も一緒に歌いましょう!」と言ったことで会場は大合唱にあふれていた。
自分も彼女の楽曲は息を吸うようにYoutube Musicでヘビロテしていることもあってか、ほぼ全て歌詞を記憶していたので、最初からラストまで歌いながらペンラを振っていた。残念ながら星詠みではない友達はじめ周りは歌っている人がいなかったのだが、歌詞が表示されていたわけではないので致し方がなし。
最初から最後までクライマックスを地で行く激熱ライブのまま「君へと詠み継がれる僕たちの物語」となって、ホントのホントの〆となったのだった!
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・総括
最新の3rd Albumのほぼ全曲(歌わなかったのは花譜とコラボした「DEADPOOL」と、原曲はKanariaとのコラボ曲だった「レクイエム」のみ)歌ったことで予習が比較的容易だった前半と、これまでの集大成ということで初期の楽曲で構成された後半とでハッキリとブロックごとに雰囲気が別物で分かれていた「過去と現在が交差した」ライブであった。
自分はこれで3回目の現地参加のリアルライブだったわけだが、これまでと比較して例え同じ楽曲を歌ったとしても似たような流れや演出には決してなっておらず、プロのクリエイターとして大きなこだわりを見せる彼女のライブだからこその素晴らしさであった。
特に後半部分は今まで星街すいせいが大好きであった人であればあるほど大きな感動を得られる構成となっており、自分にとっては感涙のライブであった。終始泣きっぱなしで情緒崩壊のままサイリウムを振っていたのだが、友人と共に来ていたため友人に大丈夫かと本気で心配されたほど(ドン引きされていたような気がする)だった。
3rd Albumだけは予習をしてくれていた友人も、終演後に後半の曲はこのアルバムに入っているよと解説したら、なんと過去の2枚のアルバムも購入してくれた。今回の武道館はキャパが決して広い会場ではなかった中でチケットを当てたことのすごさを理解してもらえただけでも自分は満足だったのだが、アルバムまで買ってくれたのは嬉しさしかない。しかし、彼女の楽曲に対して興味を惹かせるような素晴らしいライブだったのは間違いなく、友人の満足度にも納得。
途中で彼女がMCで涙を見せるような場面もあったのだが、これは今までのライブどころか配信でも決して見せたことのない一面であり、それだけ武道館という場所に立ちライブをしたという大きな実績から決して見せなかった彼女の一面を引き出したのではないかと思った。
個人勢時代から数えること約7年かけてついにその夢を叶えた星街すいせいだが、なんと最後には「これで終わりではない」とハッキリと宣言していた。次の目指すべき目標は東京ドーム。
夢を叶えたのなら、その上を目指そうという向上心を持つ彼女に、「活動をやめようと思い悩んでいた」姿は、もはやなかった。
彼女がこれからも活動を続ける限り、「僕たちの物語」はずっと続いていくのだ…。
その日まで、自分は一星詠みとして、微力ながら応援を続けていきたいとして、感想を〆させて頂く。
ここまでのご清聴、ありがとうございました!
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・おまけ
当日撮影した写真を紹介。
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当日装備したバッグ。去年のみこの誕生日記念グッズのバッグを使ったことでmiComet推しを友達に疑われている。
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まぁ、これだと35Pなのか星詠みなのかもう分かんねぇなぁ(!?)
この装備で大体ライブ行ってるので、もし見かけたら気軽に声かけてくれよな!
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武道館の最寄り駅「九段下駅」の広告ポスター。
どうやらパルコとのコラボCMの広告ポスターを出していたようだ。
オシャレな衣装は良いのだが、CMの彼女の声がエコーかかりすぎて聞き取りづらいのが気になってしょうがない。
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終演後の友達との打ち上げ。左から3番目までが自分の私物で右2つは友達のもの。
ホロフレの私服バージョンのものはどうやら東京駅のキャラクターストリートにてライブ前に購入していたようだ。星詠みじゃないと言いつつこういったグッズの準備はしっかりすることに定評のある友達である。ポルカはしらけん繋がりでもあり名誉星詠み(自称)でもあるので無関係では決してないだろう。
余談だが、友達はフレア・自分はみことノエルのホロフレを持っているので、我々の手でしらけんを集結させることが実は可能だったりする。直近だと今週末開催予定の羽田空港のしらけんミーティングも抽選参加していて当たればその時にと考えていたのだが、二人とも見事に落ちたので現地参加が叶わずだった。いつか機会があればしらけん集結を実現させたいところ。
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一生酒飲みながら、聞いてもいないのに星詠みではない彼に楽曲の解説など延々と語っている面倒くさい奴になっていた。
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打ち上げの写真にも映ってはいたのだが、実は終演後に銀テープを配布していてもらうことに成功した。
これはみこのライブでもやっていたサプライズプレゼントで、会場で銀テープは手に入らずだったので友達共々帰る時までテンションを上げさせてもらった。粋な計らいをした彼女に感謝感激雨あられッ!
次回は来週に今回同行した友人と共に白上フブキのソロライブに参戦する。
今回ほど長々と解説を語る予定はないが、レポート記事は確実に更新予定。楽しみでしかない。