
久々の雑記だ!
池袋のパルコにて開催していた展示イベント「SUISEI ARCHIVES」に行ってきました。
池袋のパルコに行くのは、一昨年のミドグラの展示イベントである「MIDNIGHT MISSION」以来。会場前にはちいかわショップがあるんだが、大量の外国人がカゴいっぱいに大量のちいかわグッズを買い漁っている地獄絵図を見せられた思い出が強烈に記憶に残っているお店だ!
前回は一人で行ったのだが今回は「雑記」のホロライブ関連の記事ではほぼ常連である友人と二人で行ってきた。
彼は2月開催の武道館ライブで星街すいせいのすごさを実感してくれたので、すいちゃん単独のイベント誘ってもきっと来てくれるだろうと誘ったら是非にと言ってくれたので嬉しい話だ。
さて、会場内は主にこのような構成となっていた。
①入口

「SUISEI ARCHIVES」のキービジュアルが具現化した空間。
まるで電車の中ですいちゃんに遭遇したような錯覚に見舞われる。
②星街すいせいの言葉
※ここから先の展示は写真撮影出来なかったので、イメージはファミ通のレポート記事を参照
個人勢時代から現在に至るまでの彼女の発言がパネルに書かれている空間を歩いていく。
個人勢時代はTwitter(X)のツイートが、ホロライブ在籍時代は雑誌のインタビューでの言葉がまとめられていたような印象。
自分が見たことないと思った言葉は1個もなかった(はず)ので、有名どころをまとめていたといった所だが、全ての言葉に共通しているのはすいちゃんの抱いている夢であったこと。
個人勢時代から不変の夢の数々が約7年という時を経て実現したことを知っているとより感動が増す空間だった。
分かりやすい例を挙げると、「武道館でライブをすること」などがそれだろう。
「テレビのお茶の間でVtuberという存在が当たり前になること」はまだ浸透していると言えないだろうが、それも時間の問題ではないかと思えるような時代になってきているのではないだろうか。
③ブラウン管MV視聴コーナー
ブラウン管のTVですいちゃんの歴代楽曲のMVが視聴できるコーナー。
廃墟を模したような空間ですいちゃんの楽曲がたくさんテレビを通じて流れているというシュールな光景は、ノスタルジックなのかフューチャリスティックなのかと奇妙な感覚に陥ってしまう。
前述の「MIDNIGHT MISSION」にも似たような廃墟の展示コーナーがあったりしたのだが(3月にスマホが壊れてバックアップも取っていなかったので現物写真はなし。無念)、すいちゃんは何故こうも廃墟が似合う女に見えてしまうのか。
④新MV「綺麗事」世界最速公開コーナー
本イベントは2025年5月16日からの開催なのだが、5月19日にYoutubeにて公開された「綺麗事」のMVが部屋一面がモニターとなっている小部屋で世界最速視聴することが出来た。
もっとも、自分は25日に本イベントに行ったので最速視聴ではなかったのだが。開催4日目までに行けた星詠みが羨ましい。
すでにYoutubeで視聴していたMVだったものの、巨大なモニターで映るとまた違った印象に見えて、元々好きだったMVがより好きになれること間違いなしの空間だった。
明確にこのシーンにこういう意図があるといった解説を深くはしないことに定評のあるすいちゃんなので、この楽曲のMVにはどういった意味があるのかというのはファンの数だけ答えがあると思う。


自分なりの勝手な見解としては、この楽曲に登場する3人のすいちゃんは、①~③の展示や「綺麗事」の歌詞を踏まえると、過去から今に至る彼女らが複雑に入り乱れているものなのではないか、と解釈している。
もう活動をやめてしまおうとまで追い込まれていった過去のすいちゃんと、武道館という夢を叶えてこの景色を信じ続けて良かったと思えた現在のすいちゃんによる交差…二人に象徴するのが「綺麗事」を吐き続けていること。
綺麗事、とはファンや周りの人たちに対して見せている一面で、それはこれからも変わらないこと。それでも彼女はこれからも綺麗事を吐き出しながらも歌い続けていく。
これは、そんな彼女なりの歌詞を通じた本音を垣間見せているのではないか。
星街すいせいという偶像をどう思うかによって、この解釈はきっと大きく変わると思われる。
自分はそんな思いを張り巡らせていたら、不思議と涙が溢れそうになってきたほどこのコーナーで感動してしまった。
武道館のライブの感想でも書いたが、配信でもライブでも、彼女は自分の本音をあまり出しているような印象を受けづらかったりする。それこそ理想とするバーチャルアイドルを演じているというイメージなのだが、本当の気持ちをこの曲を通じて出しているかのような感覚。
作詞がすいちゃん本人なのも相まってそういうことなのかなーなんて、自分は思っていた。
余談だが、一緒に来ていた友人も様々な予想や考察を自分に話してくれていたのだが、上記の内容とは全く異なるものであった。見た人の数だけ答えがある。面白くて奇妙な楽曲だなぁと「綺麗事」という曲がより好きになった。
⑤メッセージボード・クリエイター達からの記念メッセージコーナー
来場者が好きに壁に言葉を書いていくコーナー。残念ながら撮影禁止。
自分はホロメンに自分という個人を認識してほしいという気持ちが全くないので、ここはあえて何も書かなかった。同じような理由でイチ推しトークとかも全く参加したい気持ちがないんだよな。
メッセージボードコーナーの奥には、すいちゃんの歴代楽曲に参加した著名なクリエイターさんからのメッセージが記載。
Vtuber個人の展示を開催なんてすごすぎるといった賞賛や、提供した楽曲のエピソードがまとめられていた。
⑥物販
最奥が物販コーナー。一部グッズは売り切れていたものの8割くらいは残っていた。

自分は綺麗事のMVが感動したのでこれらを中心としたグッズを購入。
Tシャツは来年再演予定の武道館ライブの時に着る予定(現地参加する気満々である)。
・総評
開催場所が一緒なこともあってか「MIDNIGHT MISSION」と被っていた内容もあったものの、星詠みには大満足の展示だったので間違いない。
長くても30分前後で見終わる内容ではあったのだが、入場料金もリーズナブルだったので値段相応の内容だった。
アルバムや武道館の生歌唱を聴いていた時以上に「綺麗事」という楽曲が好きになれたことが一番の発見であり、今もたまにアルバムで聴きたくなってしまうしMVも見たくなってしまうほど。
これまでの星街すいせいを振り返り、これからの星街すいせいを楽しみにしようと思えた展示だった。

帰りはホロカ遊んで友達と飲みながらホロライブを語りましたとさ!いつも通りのオチだ!