・ユミリ

第1章及び第8章以降の「現在」の主人公。
思春期真っ只中に魔導に目覚め、魔導士を育成する「MM学園」への入学を決意し旅に出るところから、本作の物語は始まる。
田舎育ちゆえに一般常識が乏しい一面があるものの、困ってる人がいたら真っ先に手を差し伸べて助けに入るようなヒーロー気質の性格。
第1章から約15年後が舞台の第8章では、誰もが認めるゴシフォニカ銀河最強の英雄と呼ばれるほどの魔導士にして、史上5人目となる惑星ヴィクトリア国民栄誉賞「超賢者」の称号を受賞し、多くの社会問題や巨悪に日々戦い続けている。
魔導を使った固有の能力は、魔導の塊「魔導弾」を射出する。射出された魔導弾は攻撃から補助まで幅広くカバー出来る攻守一体の立ち回りを可能とする。
・ロロ

第6章以降の「未来」の主人公。我々の生きる現実世界から何者かによってゴシフォニカに召喚されたという異世界転移系魔導師。
現実世界に戻るためにゴシフォニカで情報を集めていたが、奴隷孤児のチルナとの出会いから、ゴシフォニカを彼女が笑顔で生きていける世界にすべく生きることを決意。最終的に自分同様に異世界転移してきた者達と魔導師ユニット「召魔十二使徒(しょうまじゅうにしと)」を結成し、「聖地フロンティア」の力を使った新世界の創生を目的として活動をはじめユミリと敵対する。
魔導を使った固有の能力は、水・炎・雷・岩・草・氷・風の7つの属性による攻撃。魔導士としては規格外の7種類の能力を使い分ける別格の強さを持ち、「魔導士を超えた新世代の魔導の担い手『魔導師』」を自称している。
・ユーノ

第0章の「過去」の主人公。後のユミリの師であるユキノと共に魔導の概念をゴシフォニカに提唱し、魔導士制度を導入した英雄。
「魔導炉事件」と呼ばれる歴史的大事件をきっかけにユキノを救った代償として行方不明となるが、その功績から後の世に歴史の教科書で偉人として紹介されている。しかし、第9章にて約200年ぶりにゴシフォニカに舞い戻ってきたことが判明。約200年かけて準備した自身の野望を達成すべく、第3勢力として「ゴシフォニカの神々」を携えてユミリやロロたちと対峙する。
魔導を使った固有の能力は、200年間行方知れずであったため不明。
・ユカナ・ユズキ・ユウキ・ユキヨ
第2章~第5章の主人公たち。

ユカナは魔導士として落ちこぼれだが、ユミリに憧れて魔導士を目指した後輩。魔導士における特殊な資格の1つ「時空魔導士」を目指すユミリの大ファン。
魔導を使った固有の能力は、魔導を纏わせた物体を射出する砲台を使用した超遠距離射撃攻撃。

ユズキは運命に選ばれた魔導士ユニット「惑星十二魔導士」の一人。未来から来た「魔動物」の「キセキ」と共にゴシフォニカの滅びの運命を変えるべく世界を旅する。
魔導を使った固有の能力は、魔動物に魔導を纏わせて変化・進化させる。本編より前は「オレンジ」という犬型の魔動物をパートナーに戦っていたが、本編後は前述のキセキも加えた2匹を指示しながら立ち回る。

ユウキは反社会魔導士組織「桜花」の総帥。「魔導士根絶」を掲げる組織「桜花」のリーダーとして、「全人類魔導士化」を目指す秘密結社「百鬼夜行」と日々抗争を続ける。
魔導を使った固有の能力は、魔導を纏わせて魔導器以外の一般的な武具の強度や精度を上げる。本来魔導を通しても強度が耐えきれずに一切使えないとされる一般的な武具を、魔導器クラスにまで強化・使用できるようにする。そのため、本来魔導を一切持たない男性に魔導士に対抗できる力を授けるといった芸当を可能にしており、「桜花」の構成員には魔導士と戦う男性も所属している。

ユキヨは姉妹魔導士ユニット「薔薇園の六姉妹(ローズガーデンシスターズ)」の四女。「魔導士ギルド」に所属する何でも屋「オーロラハート」の「ギルドリーダー」として姉三人妹二人と共に活動する。
魔導を使った固有の能力は、魔導による分身の形成。得意とする「ヴィクトリア式武術」を分身と連携して叩き込んだり、自身と重ねるように分身と一体化することで攻撃力を倍増させるといった幅広い活用が可能。
・ユキノ

第0章の「過去」の主人公。ユーノの生涯唯一の盟友にして、ユミリの魔導士としての師匠。魔導と魔導士制度を世界に導入した英雄の1人で、世界で5人しか持たない「超賢者」の称号を持つ。現在はMM学園の校舎裏で魔導を使った料理技術の研究をしながら、非常勤講師として後進の育成に尽力している。魔導の修行は講師の中でも特に厳しいことに定評があり、その厳しさに耐えきれずに自主退学した生徒も数多い。
魔導を使った固有の能力は、ユミリと同じ魔導弾の射出。それに加えて、自身の生命の危機に応じて魔導が桁違いに増大する特質的能力も持ち合わせており、ピンチになればなるほど火力が増大する。生涯魔導による戦闘において一度も敗北したことがないとされているが、あまり戦闘は好んではいない。
・チルナ

第6章以降の「未来」の主人公。ロロに拾われた奴隷孤児。
まだ9才であり魔導には目覚めていない。元々貴族の屋敷で給仕として働かされていたため家事全般が得意。ロロと一緒に暮らしているうちにママと呼ぶほど慕うようになり、ロロのことが世界で一番大好き。